【施主様の”信頼”を獲得!】モールテックスのデメリットとそれを上回るメリット【モールテックスなんでも相談室vol.14】

村松建材オンラインショップにお越し頂き、ありがとうございます。
店長の村松です。
 
今月も、あなたのモールテックスに関するお悩みを解決する、モールテックスなんでも相談室をお届けします。
 
今回は、モールテックスのデメリットについてご紹介します。
これまで本メルマガでは、モールテックスのさまざまなメリットを解説してきましたが、どんな塗り材にもデメリットはあるもの。
 
モールテックスのデメリットも正しく理解したうえで、施主様へのご提案にぜひお役立てください。
 
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◆目次
1.モールテックスのデメリットって?
2.モールテックスにはデメリットを補って余りあるメリットがある
3.メリット・デメリットを正しく理解して施主様により良いご提案を!
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1.モールテックスのデメリットって?
それでは早速、モールテックスのデメリットについて見ていきましょう。
モールテックスには、以下のようなデメリットがあります。
 
<価格が高額になる(施主様のデメリット)>
モールテックス自体の価格が高いというよりは、施工の際の工程が多く、複雑になるため、モルタルなどの一般的な塗り材に比べて、面積当たりの施工費用が高くなります。
 
施主様には、かかる費用を明確にお伝えしたうえで、予算が厳しい場合には、「水回りはモールテックス、それ以外の場所は別の塗り材」など、場所ごとに使い分けるご提案をするのもよいでしょう。
 
<工期が4日~1週間ほどかかる(施主様のデメリット)>
モールテックスの施工は、工程が多く複雑です。
 
・塗り付け
・乾燥
・二度塗り
・乾燥
・研磨
・洗い/乾燥
・オイルやニスなど複数回の保護剤の塗布
 
このため、4日~1週間と、ほかの塗り材より施工期間がかかります。
また、冬場は気温が低く、乾燥の時間が長くなる、「白華(はっか)」が発生しやすくなるなど、注意が必要です。
白華は水洗いの工程を正しく行うことで対策しましょう。
 
<顔料の調合が繊細(職人さんのデメリット)>
顔料の調合が繊細という点も、デメリットのひとつです。
既定の色を出すためには、顔料表に記載されている顔料を使用し、小数点2桁レベルで細かく計量して混ぜ合わせる必要があります。
 
https://drive.google.com/file/d/1HOgqc-lElKSfrk-1tBD9vFkSw9Gt7mOs/view?usp=sharing
上記の顔料表の右の数字「GR/KG MC2N(モールテックス1kgに対して混ぜる顔料の量)」を、色によって調合を変えながら、塗る平方メートル数(m2)を計算して混ぜ合わせます。

材料が余ると固まってしまい、使いまわしが出来ないため、必要分を計算し塗っていきます。
 
反面、この調合を適切に行えば、幅広い色合いを自在に出すことができ、細やかな調色が可能です。
また、計算し調合した材料をきちんと使い切ることができれば、「既定の塗り厚で塗れている」ことの目安にもできます。

<施工が難しい(職人のデメリット)>
前述の通り、モールテックスの施工は工程が複雑で、他の塗り材に比べて職人の技術が問われる塗り材です。
 
また、講習・認定を受けた事業者のみが扱うことができるため、取り扱いの際にはこの条件をクリアする必要があります。
当社では、定期的に講習会を開催して施工技術習得のサポートもさせていただいておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
 
https://www.muramatsu-kenzai.com/
2.モールテックスにはデメリットを補って余りあるメリットがある
一定のデメリットはあるものの、モールテックスは基本的にメリットの多い塗り材です。
ここで、モールテックスのメリットを改めてご紹介します。

<意匠性が高い >

モールテックスの最大の特徴は、その意匠性の高さ。
無機系のコンクリートのような仕上がりになり、非常にデザイン性が高くおしゃれな風合いに仕上げることができます。
さまざまな生活空間をシームレスな鉱物表情に変え、モダンシックな雰囲気を演出します。
 
また、職人の仕上げ次第で異なった味わいを見せ、同じ材料を使っても同じ仕上がりにはなりません。
オンリーワンのオリジナル性も出せますし、この仕上げが職人の腕の見せどころといえます。
 
<カラーバリエーションが多い>
モールテックスは、デザイン・カラーのバリエーションがとても豊富です。
ベースカラーは薄い黄色で、専用の顔料を加え、さまざまな色合いを出すことが可能。
また、標準カラーは64色ですが、さらに細かく調色でき、施主様のお好みや周囲とのバランスにあわせて、オリジナルの色合いを出せます。
 
<モルタルよりも強度が高い>
モールテックスの圧縮強度は、コンクリートの1.5倍といわれており、モルタルよりも高い強度を持ちます。
曲げやたわみに耐性があり、ひび割れが発生しにくいこともメリットです。
このため、テレビ台やテーブルなど、負荷がかかりやすい場所にも問題なく使用できます。
<水を通さない>

モールテックスは樹脂質を含み、高い防水性を持ちます。
 
水を通さないため、お風呂やキッチン、洗面台などの水回りや、プールなどの屋外にも施工でき、場所を問わず高い意匠性を発揮できるのです。
 
<接着性が高い>
モールテックスは接着性が高く、木材、金属、鉱物下地、プラスチック、タイル、ビニールクロスなど、ほとんどの材質の下地に塗り付けることが可能です。
特殊なデザインのキッチンや家具にも対応できるため、施工の幅が広がります。
場所に加え、物を問わずに高いデザイン性を発揮できるのは、大きなメリットといえるでしょう。
3.メリット・デメリットを正しく理解して施主様により良いご提案を!
モールテックスのデメリット・メリットについて紹介しました。
デメリットを再度おさらいしましょう。
 
・価格が高額になる(施主様のデメリット)
・工期が4日~1週間ほどかかる(施主様のデメリット)
・顔料の調合が繊細(職人のデメリット)
・施工が難しい(職人のデメリット)
 
このなかで、施主様のデメリットになるのは、主に価格・工期。
ここが気にならない方であれば、モールテックスのご提案も一手になるはずです。
 
・壁や床の色・質感にこだわりたい
・お風呂や洗面台、キッチンなど、水回りをおしゃれにしたい
・人とは違ったデザインにしたい
 
このような施主様であれば、モールテックスでの施工にメリットを感じていただけるでしょう。
施主様と信頼関係を築くためにも、事前に価格・工期に関するデメリットはお伝えしつつ、より良いご提案にご活用ください。
 
その他、モールテックスに関する疑問やご質問、講習会のご相談などがありましたら、
村松建材オンラインショップ 村松まで
お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。

TEL:054-270-9436
E-mail:shop@muramatsu-kenzai.com

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