まず、テーブルやカウンターなどにモールテックスを使用している場合の基本的なお手入れ方法をご紹介します。 大切なのは、「汚れを放置せずに定期的に取り除く」こと。日常的なお手入れとしては、 薄めた中性洗剤を用いてスポンジや布で拭き掃除をしてください。 水滴は放置するほどシミになりやすいため、コップの水滴による輪染みなどについても、すぐにふき取るようにしましょう。 また、使用している保護剤によって、お手入れの際に注意すべき点が変わってきます。 ●ニス(造膜タイプ)「ビピュール(BIPUR)」などを使用している場合。 ・表面についた汚れは水拭きで拭き取る。
・汚れがひどい場合は、重曹を使って汚れを浮かび上がらせ、3%程度に薄めた中性洗剤を浸した布を固く絞って拭き、その後水拭き、乾拭きの順番で行う。
・5年程度使用し、ニスの膜に白い傷が目立つ際には、新たにニスを塗り直す。 ●オイル(浸透タイプ) 「オイルモールテックス(OIL MORTEX)」などを使用した場合。 表面に酸性成分や油などでシミができてしまうリスクが高いため、より定期的にお手入れをする必要あります。 浸透性の保護材は、表面に汚れが付着してしまうと、その汚れを除去するのは簡単ではありません。 そのため、表面に汚れがつかないように、日頃から定期的な保護材の塗布が必要です。(保護材の上についた汚れであれば、簡単に取ることができます。) ・オイルモールテックス(OIL MORTEX)の場合 3ヵ月おきに定期的に保護剤を塗り込みましょう。 ※塗りこむ際には、ウエスやスポンジなどを使い、均一にオイルを塗りこんでいきます。塗りこみ後、余ったオイルの成分が表面に溜まりますので、ウエスや吸水性の高いペーパーなどを使い、しっかりとふき取りを行う。 ・ワックスの使用について ビールワックス(BEAL WAX)は、基本的に保護材を守る目的として使われます。 ビピュール・オイルモールテックス・レペルオイルWBなどの上から、ウエスやスポンジを使用して全体を塗り広げます。 ●その他の注意点 ・保護剤を塗り足す際は、先に付着している汚れをしっかりと取り除く。 ・汚れを落とすための洗剤などによって、モールテックス自体の質感が変化したり、変色したりする場合も。基本は汚れが付着しないように気を付けつつ、汚れたらすぐに水拭きをする。 ・汚れやすい場所には、テーブルクロスやランチョンマット、カーペット、ラグを引くなどの対策をする。
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